バロックチェロ

バロックバイオリンとか、バロックビオラはまだ無い(^^;
バロックコントラバスはそもそも無いのかな。ビオローネがそれに相当するような気がするし。


バロックチェロは触ったこともなくあまり詳しくないんだけど、エンド・ピンは通常無いような気がする。
モダンチェロでバロックモドキやる時はエンドピン抜いてたように思うし。
また、「両足でチェロをしっかりと支えなければならない」とあるが、誤解されているような気がする。
別にしいかりはさむわけではないはず。
ガンバは数ヶ月ぐらい経験あるんだけど、これもエンドピンが無い。で、楽器は足で作ったくぼみの上に乗せる感じで保持する。おそらく、バロックチェロも同様だと思う。


弦について説明中に「高低差が小さく、重音がわりと容易に弾けた。」とあるが、主な要因は駒のカーブの形状なり、指板の形状が主な原因だと思う。もっとも、これが弦の材質によるところは大きいかも知れないが。
また、材質が違うことで弦の張力も小さくなっていると思うので、これも関係するかも知れない。

弓はバロックボウ、バロック弓と呼ばれ、そもそも形状が違う。より弓矢の弓の形状に近い。
また、長さも異なり、張る毛の量もより少ない。現在の弓は音量を求めたり、音の均質さを求めた結果らしい。弓の先で弾こうが元で弾こうが音色の差がでないように考えられている。

アジャスタが無いのは弦の材質の影響が大きい。一般にスチール弦はチューニングがしづらくアジャスタが
必要になる。例えば、モダンバイオリンはE線だけにつけているが、E線はスチール弦であり、他の弦は通常スチール弦は使わない。(安物では4本スチールだったりするが)
チェロの場合は4弦ともスチール使うケースもあるらしいから、その場合は全てアジャスタつけているかもしれない。

モダン楽器は響かせるというより、わりと単純に音量志向だとか、より技術的に高度な演奏をするためとかが目的だと思う。バロック楽器が響かないわけではないと思う。


ちなみに私はモダンバイオリンをバロック仕様にして弾いてます(^^;;
弦はバロック仕様ガット弦、弓はバロックボウ、顎当ては外す。楽器もそれ向けに調整してもらってます。
素直にバロックバイオリン買えと言う話も・・・。